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ユーザーレベルにおけるSysCloudと他のクラウドサービス間のストレージ使用量の差異について

SysCloudに表示されるストレージ使用量は、Google Drive、Box、その他のクラウドサービスの管理コンソールに表示される値と異なる場合があります。

これは、SysCloudではバックアップアーカイブで保護されているデータに基づいてストレージ使用量を計算する一方、クラウドサービスでは通常、データの所有権、ストレージ容量、現在のアクティブデータに基づいて計算するためです。

ストレージ使用量に差異が生じる主な要因 ステップ1:共有ファイルの計算

SysCloudの動作

SysCloudでは、ユーザーが所有していないファイルであっても、そのユーザーがアクセスできるすべてのファイルをバックアップストレージの計算に含めます。

Google DriveまたはBoxの動作

Google DriveとBoxでは通常、ユーザーが所有するファイルのみが計算対象となります。ユーザーと共有されているファイルは、通常、そのユーザー個人のストレージ使用量には加算されません。

影響

SysCloudは共有ファイルをユーザーの保護対象データに含めるため、クラウドサービスよりも高いストレージ使用量が表示される場合があります。これにより、ユーザーがアクセスできるデータもバックアップアーカイブに含まれます。

SysCloudでのユーザーストレージ計算例

2人のBoxユーザーを例に説明します。

  • ユーザーAは1 GBのデータを所有しています。
  • ユーザーBは2 GBのデータを所有しています。
  • ユーザーBは、さらに0.5 GBのデータをユーザーAと共有しています。

SysCloudでは、アーカイブストレージは以下のように計算されます。

ユーザー ストレージの計算 アーカイブストレージの合計
ユーザーA 所有データ1 GB + ユーザーBから共有されたデータ0.5 GB 1.5 GB
ユーザーB 所有データ2 GB 2 GB

ユーザーBから共有された0.5 GBは、ユーザーAがアクセス可能な保護対象データの一部であるため、ユーザーAのストレージに含まれます。

アーカイブとストレージレポート

SysCloudの [Archives(アーカイブ)] ページに表示される各ユーザーの合計ストレージには、そのユーザーが所有するファイルと、そのユーザー用にバックアップされた共有ファイルが含まれます。

このため、SysCloudのストレージ値は、Google DriveまたはBoxの管理コンソールに表示されるユーザーごとのストレージ値と一致しない場合があります。

注意: バックアップエラーや除外設定がない場合、SysCloudはユーザーの保護対象データに欠落が生じないように、所有ファイルと共有ファイルの両方をバックアップします。

ステップ2:削除済みファイルの保持

SysCloudの動作

削除されたファイルは、手動で完全に削除されるか、設定された保持ポリシーに基づいて有効期限が切れるまで、SysCloudのバックアップに保持されます。

Google DriveまたはBoxの動作

ユーザーのアカウントからファイルが削除され、ゴミ箱からも完全に削除されると、そのファイルはクラウドサービス上のユーザーのストレージ使用量に含まれなくなります。

影響

SysCloudでは削除済みアイテムがバックアップアーカイブに保持されるため、Google DriveまたはBoxよりも高いストレージ使用量が表示される場合があります。

ステップ3:バックアップ設定で除外されたファイルタイプ

SysCloudの動作

管理者は、SysCloudのバックアップジョブで、以下のような特定のファイルタイプをバックアップ対象から除外できます。

  • .mp4や.movなどの動画ファイル
  • .mp3や.wavなどの音声ファイル
  • .jpg、.png、.gifなどの画像ファイル

影響

サイズの大きいメディアファイルを除外した場合、SysCloudに表示されるストレージ使用量がBoxまたはGoogle Driveよりも少なくなることがあります。

除外されたファイルはバックアップされないため、SysCloudのアーカイブにも表示されません。

ステップ4:ファイル名の変更

SysCloudの動作

BoxまたはGoogle Driveでファイル名が変更されると、SysCloudはバックアップ時にそのファイルを新しいファイルとして処理します。

その結果、以下のようになります。

  • 変更前の名前を持つ元のファイルは、履歴バックアップの一部として保持されます。
  • 名前が変更されたファイルは新しいエントリとしてバックアップされ、追加のバックアップストレージを使用します。

BoxまたはGoogle Driveの動作

BoxまたはGoogle Driveでファイル名を変更した場合、更新されるのはファイル名のみです。基となるオブジェクトとストレージ使用量は変わりません。

そのため、以下のようになります。

  • ファイル名を変更しても、追加のストレージは計上されません。
  • 更新後の名前を持つ1つのファイルのみが存在します。

影響

SysCloudでは、バックアップアーカイブに表示されるストレージ使用量が多くなる場合があります。一方で、過去のファイル名の状態が保持されるため、必要に応じて復元できます。

ステップ5:ファイルのバージョン履歴

SysCloudの動作

SysCloudは、設定された保持ポリシーに基づいて、バックアップされたファイルの各バージョンを保持します。それぞれのバージョンがユーザーのストレージ使用量に加算されます。

ファイルが編集されると、新しいバージョンのスナップショットが保存されます。新しいバージョンは、以下の変更によって作成される場合があります。

  • コンテンツの変更
  • メタデータの変更
  • ファイル名の変更

以前のバージョンは、特定時点への復元に使用できるよう保持されます。

Google DriveまたはBoxの動作

Google DriveとBoxもバージョン履歴を保持しますが、通常は最新バージョンのストレージサイズのみがユーザーの使用量に加算されます。

以前のバージョンはサービス側で保存されますが、明示的にダウンロードまたは復元されない限り、通常、ユーザーに表示されるストレージ使用量は増加しません。

影響

SysCloudに表示される使用量の増加

100 MBのファイルを10回編集した場合、SysCloudでは元のファイルに加えて、バックアップされた10個の追加バージョンが保存される可能性があります。

その結果、バックアップストレージの使用量が大幅に増えることがあります。一方、Google DriveまたはBoxでは、そのファイルの使用量が約100 MBとして表示される場合があります。

完全な復元オプション

SysCloudはファイルの各バージョンを保持するため、管理者は後から上書きされたバージョンを含め、以前のバージョンのファイルを復元できます。

保持ポリシーに関する考慮事項

ストレージへの影響は、設定されている保持ポリシーによって異なります。

保持期間を長く設定するか無期限に設定すると、より多くのファイルバージョンが保持されるため、ストレージ使用量が増加する可能性があります。保持期間を短くするか、保持するバージョン数に上限を設定すると、ファイルバージョンが使用する追加ストレージを削減できます。