リストア実行時にSalesforceのルールとワークフローを無効化するのはなぜですか?

SysCloudでは、Salesforceアカウントへデータをリストアする際に、検証ルール(Validation Rules)・ワークフロールール・Apexトリガーなどの自動化ルールを一時的に無効化します。

これは、リストア処理をスムーズかつ安全に実行するためです。こうしたルールが有効のままだと、リストアプロセスに干渉し、意図しない動作やエラーが発生する恐れがあります。

ルールやワークフローを無効化する理由 

  • リストアエラーの防止 
    検証ルールやワークフロー、Apexトリガーが有効な状態だと、復旧されるレコードがブロックされたり、意図せず変更されたりして、データの一貫性が損なわれる可能性があります。
  • 意図しない自動処理の回避 
    過去のレコードを復旧することで、ワークフローが作動し、不要な更新・通知メール・フィールド変更が発生する場合があります。これらを防ぐために自動処理を一時停止します。

  • 本番環境の保護
     ワークフローが有効なままだと、大量更新や不正確なレポートの生成、システムの混乱を招くおそれがあります。一時的に無効化することで、本番環境の整合性と安定性を保ちます。

リストア後はどうなるのか?

リストア処理が完了すると、SysCloudが自動的に無効化したすべてのルールやワークフローを再有効化します。これにより、Salesforce環境は通常の運用状態に戻ります。

ルールやワークフローが再有効化されなかった場合は?

ごくまれに、Salesforce APIの不具合などにより、自動的に再有効化が行われないケースがあります。その場合は、

  1. 速やかにSysCloudのヘルプデスクにご連絡ください。

  2. 弊社サポートチームが、影響を受けたルールやワークフローの手動再有効化をサポートし、通常の運用に復帰させます。

 

不明点やその他ご質問がある場合は、いつでもヘルプデスクまでお問い合わせください。